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■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ADHD これは注意欠陥・多動性障害と言われ多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障害だそうです。
集中困難・過活動・不注意などの症状が通常7歳までに確認されるそうですが、過活動が顕著でない不注意優勢型の場合、幼少期には周囲が気付かない場合も多いそうです。
年齢が上がるにつれて見かけ上の「多動」は減少するため、かつては子供だけの症状であり、成人になるにしたがって改善されると考えられていたそうですが、近年は大人になっても残る可能性があると理解されています。
遺伝的な形質であるため症状は育て方や本人の努力で完治することはないとも言われています。
北京五輪で8個もの金メダルを獲得したマイケル・フェルプスが実はこのADHDだったことはよく知られています。
小学5年生の時に診断されたそうですが、母親が息子をかばい、そして彼の才能を信じたそうです。
もちろん優れたコーチが彼を導いた面は否定できません。
しかし、彼の母の愛が無ければ、我々は歴史の目撃者になることはありませんでした。
先日発生した福岡市での小学1年生男児殺害事件。
結局母親の殺害という結末でした。
この男児もまたADHDであったようです。
母の愛があれば、もしかすると将来立派な結果を残す人材だったかもしれません。
真相は未だ不明ですが、この母は支えきれなかったようです。
但し、我々はこの結果に対する原因を、この母親だけに限定して考えてははならないと思います。
むしろ普遍化して考える必要があると思うのです。
つまり、いつでもどこでも誰でもこうした母親になる危険性があると考える必要があるのではないかと思います。
なぜそう思うかと申しますと、ADHDへの対応について日本と欧米を比較すると理解しやすいと思います。
○診察
[日本]児童を精神科医や心理学者に診察してもらい、何らかの精神的な問題を抱えて
いないかをスクリーニングしてもらうことがタブーであり、もってのほかという風潮
が根強い。
[欧米]学校に精神科医や心理カウンセラーを配置して児童を診察し、少しでも異常の兆
候があれば問題を隠すのではなくすぐに医師に相談すべきだと教師・親・子供を
啓蒙するサポート体制がある。
また、日本の医療現場において、成人のADHDに対する理解が全般的に浅く、精神科医ですら「ADHDは子供に出る症状」と誤解している医師が多く、診察に訪れた成人ADHD患者が十分な治療を受けられず、場合によっては門前払いになるケースも多く存在するといわれています。
このように普通と違う存在に対して、我々は幅広く社会として許容してきたかという点について考えなければならないと思うのです。
家族という形態が小さな規模になってしまった今日、大家族形態であった昔には起こりえなかった問題が表面化してきていると考えられないでしょうか?
昔は多くの家族が守り育んだ命も、今はそれを支える家庭に許容力が無くなっていると。
コミュニティの崩壊も物理的な影響もさることながら、そうした許容力の低下が引き起こしているように思えてなりません。
病を抱えるということは正常な状態から逸脱すること。
確かにそういう一面があることは否定できませんし、ある意味正しい理解と言えるでしょう。
だから正常な状態へ復元するのです。
でも、それが復元不可能な病であれば、発症した時点から生涯その病とうまく付き合っていくほか方法がないことも事実です。
つまり、それは個性と認識するほか無いと思うのです。
障害者のオリンピックには心身のいずれかに何らかの異常を抱える方々が出場し、普段の競技能力を競い合います。
勝って嬉しそうな表情や、負けて悔しそうな表情からは想像もつかないような心身の障害があってもです。
パラリンピックは障害者に生き甲斐を提供しているはずです。
このように病を含むあらゆる障害を個性として受け入れることのできる社会。
これが”豊かさ”を示す一つの側面ではないかと思うのですが、皆さまはどのようにお感じになられるでしょうか?
それが受け入れられない社会もまたその個性だという理解はできると思いますが、少し寂しい社会だとは思われませんか。
さて、明日はいよいよ組織横断プロジェクトの最終報告本番です。
未だ報告内容の整理が完成していません。
さぁどうする!?
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
ヤマトです。
土木学会 上級技術者資格審査には免除事項があります。
総監技術士若しくはH12以前の技術士は標記の課題に解答することを免除されます。
このことはH13以降の技術士が総監を取得して初めて一人前の技術士であることを如実に物語っています。
すなわち、ヤマトは半人前の技術士でしかないと言えます。
さて、その経験に係わる課題とはいったいどのような内容だったのか。
以下に示します。
(1)あなたが参画したプロジェクト(研究プロジェクトも含む)を2つ挙げ、あなたの役割、主要な課題とそれへの対応について述べなさい。(1000字程度)
(2)これら2つのプロジェクトにおいて、あなたが失敗および成功と考える要因を総括し、技術者としてその経験から何を学んだかを述べなさい。(1000字程度)
さて、この経験に係わる課題は試験当日までに手書きで解答を作成し、当日の試験開始前に提出することが義務づけされています。
ヤマトはこれを試験前日の夜に記述しました。
したがって、試験前夜からずっと筆を動かし続けていたような感覚になりました。
問題文をご覧頂くと即座に思われる方がいらっしゃると思います。
そうなんです!
技術士の口頭試験に先立って提出を求められる技術的体験論文と酷似しているのです。
専門問題の内容といい、経験論文の提出といい、どうも技術士試験の向こうを張ったような感じが強いと言えます。
もっともスキルアップの一環として自らに課す課題としては絶好の機会だと思って受験しました。
さて、話は変わって、組織横断プロジェクトの成果が終結フェーズを目前に控えています。
しかし、各自作成する提案書には温度差やフェーズの相違が目立ちます。
それらをまとめてトップに説明する場合、すべての提案が同じ方向性をもったものでなければ力強さに欠けることになります。
制約された時間の中でどこまで修正ができるのか?
これからが本当の意味での勝負となります。
また、土木学会誌編集方針に係わる戦略的会議に向けた資料作成に当たり、広範囲に亘りメールでお願いをさせて頂きました。
昨日依頼文をお送りし、回答は明日のお昼までという超短期間でのお願いです。
突然の依頼文を受け取られた皆さま方に、この場をお借りしてお詫び申し上げるとともに、改めてご協力を心よりお願い申し上げます。
皆さま方の英知を結集して、土木学会誌をより良い方向へ向けていきたいと思います。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
昨日までの専門問題[主分野][副分野]が試験の中心的な問題であることは明らかです。
しかし、それだけで終わらないのが土木学会の試験です。
今回は共通問題と言われる問題をアップ致します。
これは昨年度と全く同じ問題でした。
A-1 次の問題について、「解答用紙」に1000 字以上2000 字以内で解答しなさい。(解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
あなたが土木技術者としての業務を行ってきた際に、自らが経験した、あるいは見聞した、技術者倫理に反すると思われる事例を1つ挙げ、以下の設問に答えなさい。
(1) その事例の概要を技術者倫理の観点から、300字程度で述べなさい。
(2) その事例においては、倫理的課題はどのように解決すべきであったか。あるいは倫理的課題を解決するためにはどのような問題があったかについて述べなさい。
(3) 今後、同様の事例に直面した場合に、リーダーの立場から若手技術者にどのような助言を与えたらよいか、あなたの考えを述べなさい。
準備さえしていれば十分対応可能な問題です。
試験時間は1時間30分。
ヤマトは準備など全くしていませんでしたから、時間的にはギリギリとなってしまいましたが、他の受験者の方々は十分余裕をもって書き終わっていらっしゃったように感じました。
技術士試験で言えば、一次試験のような内容だと言えるのではないでしょうか?
さて、お知り合いの方々には、来年度以降の土木学会誌における特集・シリーズなどの提案内容を本日お送りする予定に致しております。
いくら考えてもベストな案など作成できるはずがありません。
一方で、締め切り時間は迫ってきます。
そこで、拙案をお送りし、皆さま方からご意見を頂こうという考えです。
いきなり送りつけられ、期限を見てビックリなさるのではないかと思いますが、何卒ご理解とご協力を宜しくお願い致しますm(_ _)m
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
ヤマトです。
今回は土木学会の上級技術者資格審査の副分野問題を示します。
[鋼・コンクリート]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B1-1 鋼構造物あるいはコンクリート構造物に関して、構造材料を高強度とすることの利点及び課題をそれぞれ2項目挙げて説明しなさい。
[地盤・基礎]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B2-1 液状化のメカニズムを説明するとともに、原理の異なる対策工法を3つ挙げ、概略を説明しなさい。
[流域・都市]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B3-1 都市における「水・緑」の確保とヒートアイランド及び温暖化対策との関連について説明し、今後の都市のあるべき方向性についてあなたの考えを述べなさい。
[交通]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B4-1 高齢者の増加やバス路線の廃止等により、今後ますます移動等困難者の増加が予想される。このような状況を踏まえ、移動困難者の特性を考慮し、地域公共交通サービスの提供のあり方について論じなさい。
[調査・計画]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B5-1 高齢化、少子化が一段と進む中、地域の活力向上が大きな課題となっている。これからの社会資本の整備にあたって、このような観点で留意すべき点を、具体的な対応策を2つ挙げて説明しなさい。
[設計]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
我が国において、土木構造物の設計基準や技術基準は、構造物の管理者毎あるいは鋼構造物、コンクリート構造物、基礎構造物などの構造特性に特化して整備されている。そのため、同様の設計条件でも準拠基準が異なると評価結果も異なることがある。このように複数の設計基準等が存在することの長所と問題点について具体的な例を挙げて述べなさい。
[施工・マネジメント]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B7-1 公共事業における入札制度は総合評価方式が主流になりつつある。この方式の現状と問題点を挙げてあなたの意見を述べなさい。
[メンテナンス]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B8-1 土木構造物の維持管理において、「①技術者が点検する方法」と「②計器類を用いて継続的にモニタリングする方法」がある。それぞれの長所短所及び具体的に構造物へ適用する場合に留意するべきことを述べなさい。
[防災]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B9-1 2008年5月ミャンマーにおけるサイクロンによる水害、同じく2008年5月中国四川省における地震被害など、近年自然災害による甚大な被害が世界各地で頻発している。このような災害に関して、①日本の土木技術者が貢献できる事柄及び②その際に留意すべき事項についてあなたの意見を述べなさい。
[環境]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B10-1 地球温暖化防止の観点から、低炭素社会への移行の必要性が叫ばれている。あなたが専門とする分野において、低炭素社会への取り組みに貢献できる技術について、その例を2つ挙げ、現状、課題、将来の見通しについて述べなさい。
この専門問題の副分野は午後一番に行われます。
時間は1時間30分。
先に示した主分野が最も最後に開始されることから、この副分野は小手調べといった位置づけになるでしょう。
しかし、これもザッとすべてに目を通すと主分野のヒントがあちこちに散見されます。
したがって、副分野終了後から主分野開始までの30分間に戦略を立てることが可能なのです。
つまり、ある程度当該年度の方向性が理解できるということです。
技術士・建設部門では今年「地球温暖化問題」が本命視されていましたが、全く外れてしまって困惑された方が多かったと思います。
しかし、土木学会の上級技術者資格審査においては、地球温暖化に関する設問が出題されています。
つまり、国土交通省の方針と密接に連携を図っているのは、むしろこちらの試験と言えるでしょう。
出題される設問内容とスタンスは概ね技術士試験と類似性がありますから、骨子の立て方はさほど悩む必要は無いと思いますが、なにぶん時間が不足するというのが難敵です。
但し、今年度から国土交通省がこの資格取得を推奨していることから、今後はこの資格ニーズが増加していくことが予想されますが、技術士との棲み分けをどのように明確化するのか。
これが最大の問題だろうと思います。
資格試験を省益確保の道具に使って欲しくないと願うのはヤマトだけではないと思います。
最後に今回アップさせて頂いた内容は、決して立場を利用して取得したデータではなく、問題文を力任せに打ち込んだものであることを明記させて頂きます。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
ヤマトです。
しばらくすれば問題はやがて土木学会のHPにアップされるのですが、いったいどのような問題だったのか速報にてお伝えしようと思います。
[鋼・コンクリート]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C1-1 鋼構造物あるいはコンクリート構造物のいずれかにおいて、超寿命な構造物とするときの具体的な方策を2つ挙げ、それぞれについて主な特徴を環境負荷低減の観点も含めて説明しなさい。
C1-2 鋼構造物あるいはコンクリート構造物のいずれかにおいて、コスト縮減のためにあなたが提案または開発した技術(材料、施工方法、構造形式等)を1つ挙げ、従来の技術と比較してその内容を具体的に述べなさい。
[地盤・基礎]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C2-1 近年、トンネル工事、ダム工事等において発生する自然由来の重金属汚染土の対策が、プロジェクト自体の予算に影響するほど大きな問題となっている。人間活動に由来する土壌汚染との違いを考慮した上で、自然由来の重金属汚染土について現状の問題点と今後の方策についてあなたの考えを述べなさい。
C2-2 斜面災害の対策工に関して、「斜面崩壊の発生を軽減、防止する視点」及び「発生する斜面崩壊の影響を軽減、防止する視点」から、それぞれについて代表的な対策工を挙げ、工法の特徴と設計の考え方を述べなさい。
[流通・都市]
次の4問題のうち2問題を選んで、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C3-1 災害時におけるライフラインとして上下水道の確保が重要な課題となっている。その点を考慮して、我が国における都市の上下水道の現状について説明すると共に、今後取り組むべき課題についてあなたの意見を述べなさい。
C3-2 この10年間、我が国の公共事業費は減少を続けている。これはインフラの充足度が高まったからだけでなく、人口減少、経済成長鈍化、財政逼迫などの社会的背景の影響もある。このような中にあって、さらに我が国の持続的発展のために優先的に投資しなければならない事業として、「流通・都市」の分野の中から、防災、環境保全、利用(エネルギー、資源など)のいずれかを促進する事業を2例挙げ、その根拠及び整備の方策を述べなさい。
C3-3 電力構造物の維持管理を実施するにあたって、建設時には考慮されていない構造物自身に関するリスクを次の①、②、③に分けて論じなさい。
①設計・施工に起因するリスク
②環境の作用に起因するリスク
③不適切な維持管理に起因するリスク
C3-4 2005年ハリケーン・カトリーナ、200年のミャンマーのサイクロンなど、災害が大規模化しており、地球温暖化の影響であるとも言われている。これまで想定されていた規模をはるかに超える災害が起こる可能性も指摘されているが、このような状況に対処するための今後の我が国における都市防災のあり方について、あなたの意見を述べなさい。
[交通]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C4-1 道路交通に起因して生じる環境影響を軽減する方策は1)発生源対策、2)交通需要対策、3)交通流対策の3つに大別される。
それぞれについて、具体的な施策を2つずつ挙げ、それぞれの特徴を説明し、あなたの意見を簡潔に述べなさい。
C4-2 港湾輸送や航空機輸送において、規模の経済性を発揮するために、機材(船舶・旅客機等)の大型化が進んでいる。この規模の経済性が発生するメカニズムについて港湾輸送、航空輸送いずれかを例に挙げ解説しなさい。また、この機材の大型化に対応するために、どのような施策が必要か論じなさい。
[調査・計画]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C5-1 市町村を中心とする景観行政団体において、景観法に基づく景観計画が立案されつつある。あなたが考える景観計画で記述する内容を述べるとともに、景観向上を図る方策について述べなさい。
C5-2 地域環境(例えば緑、水、景観など)に対する市民の価値観を調査する方法として、それらを貨幣価値に置き換える方法(貨幣価値評価法)と貨幣価値に置き換えない方法(非貨幣価値評価法)があります。最初に2つの方法の特徴と問題点を説明しなさい。次に2つの方法の適用事例または活用例を1件ずつ挙げて説明しなさい。
[設計]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C6-1 我が国の建設投資は低減傾向が続く中、日本の建設及びコンサルタント会社はリスクが大きいと言われている海外工事への参入を強めている。しかしかがら、国内と海外における制度や商習慣の違い等から、国内で通用した技術責任者が海外で活躍できない場合もある。海外部門の第一線で活躍できる設計マネージャーとして必要な能力を挙げ、それぞれがプロジェクト遂行に寄与する効果を述べなさい。
C6-3 あなたが専門とする分野において、補強計画をする上での留意点について述べるとともに、設計及び施工上の課題と解決策について述べなさい。
C6-3 設計施工一括発注方式(デザインビルド)によりプロジェクトを行う場合において、この発注方式の概要と現状を述べるとともに、発注者、設計者、施工者のいずれかの立場に立ち、課題と解決策について述べなさい。
[施工・マネジメント]
次の4問題のうち2問題を選んで、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C-7-1 この数年、日本の公共工事調達方式は、「競争原理の導入」という動きによって大きく変化した。指名入札制度から一般競争入札へ、価格評価から技術力評価を含む総合評価方式の適用といった方策が打ち出されてきた。これらの変化によった超低価格入札(ダンピング)の増加、入札不調といった問題も顕在化してきている。我が国の公共工事調達方式に関し、状況を分析するとともに、今後進むべき方向性についてあなたの意見を述べなさい。
C7-2 近年、国内外を問わず、足場や支保工、土留めなど仮設構造物に起因する事故や災害が頻発している。特に最近では大規模仮設構造物においていくつか重大な事故が引き起こされ、社会的影響も極めて大きいものとなっている。これら仮設構造物の不具合が近年多発している要因として考えられる事項を2つ挙げ、それぞれに関して事故を未然に防止するための対策についてあなたの意見を述べなさい。
C7-3 地球温暖化防止へ向けてCO2の排出を抑える産業活動・ライフスタイルが地球レベルで求められている。建設部門におけるCO2削減には現場段階におけるさまざまな工夫、計画・調査・設計の段階のみならず引き続く維持管理さらには廃棄段階にいたるライフサイクルアセスメントの視点からみたトータルな削減、さらには構造物の超寿命化を図ることによる削減といった様々なレベルにおける方策がある。あなたの立場において留意すべき課題及び具体的な削減手法について意見を述べなさい。
C7-4 公共事業を中心とした建設投資の低下に伴い、国内建設市場は縮小傾向にある。今後どのようにして社会基盤整備事業を行ってゆくかが議論されているが、かつてのような国内建設投資増加を期待することは難しい。他の先進諸国の建設産業は海外市場に活路を見出している。日本建設企業の海外建設事業量は、1980年代中頃から約20年間、1兆円程度のレベルであった。しかし、この数年、急速に事業量を拡大させている。こういった現象を捉え、我が国の建設産業の海外事業展開の今後の展望、意義、克服すべき問題等についてあなたの意見を述べなさい。
[メンテナンス]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C8-1 「安全・安心を十分な維持管理で」と言われていながら、国内外の橋梁で落橋も含む重要構造物の損傷・劣化による問題が多く報告されている。このような状況を踏まえて、以下の質問に答えなさい。
(1)維持管理マニュアル類が整備されつつあるにもかかわらず、なぜこのうような状況に至っているかその原因を述べなさい。
(2)重要構造物として想定されるものを1つ挙げ、不適切な維持管理によってどのような直接的、間接的リスクが想定されるか、影響度の大きいと思われる順に3つ挙げなさい。
(3)影響度の大きい上位2つのリスクについて、それを回避するためにどのような対応をすべきか述べなさい。
C8-2 供用中の構造物には、現在の設計基準に照らすと合致しないものが存在する。このような「基準不適合」の構造物に関して次の問いに答えなさい。
(1)「基準不適合」の事例を挙げ、どのような点が基準に合致しなくなったかを箇条書きするとともに、それらに対しては何をすべきか(施策、工法など)述べなさい。
(2)もし、管理の対象となる構造物が多数に及ぶ場合、あなたはどのような対処の仕方(対策の時期と順序及び予算上の制約など)をすべきか述べなさい。
[防災]
次の3問題のうち2問題を選んで、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C9-1 強震動の到達以前に地震情報を提供する緊急地震速報が、気象庁を中心に供用されはじめた。このシステムによる情報は、一般市民のみならず、高度利用者(鉄道、高速道路、電力、ガス、空港、水門などの公共基盤施設の管理者)における防災対策の推進に貢献すると期待されている。1)このシステムにおける強震動予測の原理、2)高度利用者における活用の特色、3)このシステムの現時点での問題点について述べなさい。
C9-2 下の図はここ30年間時間雨量が50mmを超える出現回数を示したものである。この図より、近年では大きな降雨強度の年間出現回数が、30年前に比べると約1.4倍と大きくなっていることが分かる。このような降雨条件の変化により引き起こされる水害の特徴とその対策について述べなさい。
C9-3 従来の防災は、被害を出さないことを前提に考えられてきた。しかし、巨大な自然災害においては、被害を全くなくすことは不可能であり、現在では被害をできるだけ軽減する、減災の考えが主流となっている。さらに最近では、「災害からの早期復旧」を考えた減災の重要性が指摘されている。米国等では2005年ハリケーンカトリーナによるニューオーリンズの高潮災害以降、「災害から早期に復旧する能力」を意味する用語として、バネによる復元力からきている言葉「レジリアンス」をよく使うようになっている。「レジリアンス」を考えた防災が大切な理由や、その実現に向けて考慮すべきことを最近の大きな災害などを例に述べなさい。
[環境]
次の2問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
C10-1 地球温暖化防止の観点から、低炭素社会への移行の必要性が叫ばれている。あなたが専門とする技術分野において、低炭素社会へ向けた取り組みの現状及び今後の課題について論述した上で、あなたが取り組んだ具体例について述べなさい。
C10-2 あなたが専門とする環境分野において、過去にどのように技術に対するニーズが変化してきたかを論じ、現在の問題点と将来の技術開発の必要性を述べなさい。さらに、あなたが携わってきた技術開発の事例について述べなさい。
こうやって全体を眺めてみると、あちこちにヒントとなる内容があることに気づきます。
しかし、実際の試験時にはゆっくり全体を眺める時間はありませんでした。
1課題に2000字を書こうとすると、与えられた時間は90分。
1枚1000字の解答用紙ですから、1枚当たり45分で書くことになります。
技術士試験の解答用紙は1枚600字ですが、これを書くのにヤマトが要する時間は25分程度です。
建設部門の専門問題に当てはめてみると、2課題で都合6枚記述しますから記述するだけで150分(2時間30分)かかることになります。
しかし、試験時間として与えられるのは3時間30分ですから、単純計算でも論旨構成などに約1時間も使うことができる計算となります。
これに対して土木学会の上級技術者資格審査試験では単純に計算しても1000字書くのに要する時間は42分となります。
つまり、論旨構成などに使うことのできる時間は5分程度しか無いことになるのです。
これでは該当の問題文を読み理解したら即座に書き始めないと必要字数を埋めることはできません。
それを緩和しているのが1000字以上2000字以内という制約条件なのだと思います。
しかし、審査基準に記載はないものの1000字少々の論文と2000字ピッタリの論文では、内容の良否はあれどもどちらに高評価を与えるかは自明です。
しかも相対評価という点も考え合わせると、やはり書き尽くす意思を持たなければならないことになります。
また、技術士試験が60点をボーダーラインに設定していますが、土木学会の上級技術者資格審査試験のボーダーラインは70点です。
まして、技術士のように多くの資格者を輩出しなければならないというノルマはありません。
つまり、足切りラインに達しないものはどんどんふるい落としていけばいいのです。
何だか土木学会の上級技術者資格審査試験はしんどいなぁ。。。
と思っていたのはこうした事情からだったのですね。
改めて分析をしてみて痛感致しました。
まるで昔の技術士試験のようです。
逆に最近の技術士試験は楽になりすぎているのではないでしょうか?
とは言っても難しい資格試験であることには変わりはありません。
だって、ヤマトなんて総監を何回受験していることやら。。。へへへ
最後に今回アップさせて頂いた内容は、決して立場を利用して取得したデータではなく、問題文を力任せに打ち込んだものであることを明記させて頂きます。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
木曜・金曜は「経営シミュレーション」なるマーケティングの講座に参加してきました。
そう!
良い経営者になるための訓練です!
ってウソです
それはともかくマーケティングを知らずして「総監技術士」を名乗るべからず!
こう思うが故の行動です。
入門的な講座でしたから、基礎的な知識とゲーム形式の講習内容でした。
実際の経営に直接用いることのできるノウハウというレベルではありませんが、基礎を知らずして応用などありえません。
したがって、機会ある毎にこうした講習に参加したいと考えています。
さて、昨日は土木学会の技術者試験が行われました。
今年度から業歴認定のシステムが導入されましたから、大半の方々はわざわざ筆記試験を受けてまで取得しなくても書類審査と口頭試験のみで貰えるならそれで良いとお考えになるのが実際的な対応と考えます。
但し、どうしてもこの資格が必要であるならばという条件が付くことは言うまでもありません。
この資格、いったい何を目指しているのか未だ不明です。
土木学会誌の編集委員の立場にあっても、この資格試験が話題に上ることは全くありませんから。。。
ともかくヤマトはこの試験に参加してきました。
しかし、自ら成果を評価してみると、
事前の対策の問題として、
①技術士試験後の試験でモチベーションが上がらないこと
②どうしても取得しなければならないと思える資格ではないこと
③他に優先しなければならないプロジェクトがあること
の理由により全く試験勉強を行っていませんでした。
しかも、旧技術士(H12以前に技術士取得)及び総監技術士以外は、「経験問題」に対する論文(1000字以上2000字以内)を作成し試験当日に提出することが求められますが、これを作成したのは前日の夜です。
如何に準備が遅かったかを物語っています。
次に昨日の論文試験の評価ですが、
①「共通問題」は昨年度と全く同じ問題(1000字以上2000字以内)でしたが、準備を行っていませんでしたから時間ギリギリの状態で焦りました。何とか書くだけは書きましたが、欲目に見積もっても合格ラインぎりぎりが良いところではないかと思います。
②「副分野の問題」については1問必須で1000字以上2000字以内で記述です。この問題は題意の把握を勘違いしたことが最後に響いてしまいました。書き直す時間は無く、これは合格ラインを割り込んでいる可能性が高いでしょう。
③「主分野の問題」ですが、これは2問選択してそれぞれ1000字以上2000字以内で既述します。1つは何とかかろうじて合格ラインかな?と思いますが、もう1つは書くべきではないことを書いてしまいましたから合格ラインには達しないと考えます。
つまりは「不合格」が濃厚という結果です。
しかし、それにしても上級技術者資格試験に参加された方の数はたったの5名。
1級技術者資格試験には結構な人数がいらっしゃったようですが、筆記試験と書類審査試験の両立はあり得ないと思うのはヤマトだけではないでしょう。
文部科学省所管の「技術士」に対抗して、国土交通省が土木学会に作らせた「土木技術者資格」のような構図は、外部から見ると省益確保の手段にしか考えられません。
とは言いながら、それを受験するヤマトは何故?
それは「普段力」を養うためのトレーニングだと考えてのことです。
前日から合わせると記述量は都合10,000字です。
最近の技術士試験よりよほど多いと言えます。
昔の技術士試験はこれよりもさらに多かったですけどね。
ともかく問題文を見て、瞬間的に論旨構成を行い、あとは一気に書く。
苦痛はありますが、やり終えた後の感覚は何とも言えません。
さて、今年の一大イベントは昨日にて大団円を迎えました。
今後は組織横断プロジェクトの終結フェーズへ向けて頑張らなければなりません。
同時に土木学会誌の新たな戦略作りも急がなければ期日に間に合わなくなってしまいます。
いずれにしても暇にはなりません。
ところで、今朝のW’cup最終予選の対バーレーン戦。
結果はアウェーで3-2の勝利。
勝つには勝ちましたが、納得度は低いと言わざるを得ません。
何をやっているのか?
本来は3-0で確実に終わるべき試合でした。
いや、流れの中でもう1点は上積みできたはずです。
やはり世界のトップレベルのサッカーとは数段低いレベルのサッカーを見せられているようでガッカリです。
しかし、終わった事をあれこれ言っても始まりません。
次に目を向けましょう!
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
ついに9月突入です。
今年も残すところ後4ケ月。
早いものですねぇ。。。
そして街中には学生達が帰ってきました。
中でも小さな小学生たちは、夏休みの宿題と見受けられる両手一杯の荷物をひっさげて登校していきます。
久しぶりに行く学校で近所以外の友と会うことに期待を膨らませているように見える子がいる一方で、夏休みという制約のない時間から一気に制約だらけの学校生活へ連れ戻されることを残念がっているように見える子もいます。
わが子は高校3年生という特殊事情のため、夏休みは3日程度しかありませんでした。
暑い中毎日学校へ行き、補習やら模擬試験やらの連続だったようです。
したがって、今日から通常授業と言われても、えっ!という感じなのではないかと思います。
話変わって、テニスの錦織圭(18)が全米オープンでベスト16だそうですね。
錦織圭については以前も一度取り上げました。
相当な英才教育を施された彼が所属したのは、アメリカの”トラの穴”と言われる「ニックボロテリー・テニス・アカデミー(NBTA)」です。
このNBTAが世に送り出した選手は、男子では、アガシ、ベッカー、クーリエ、サンプラスなど。女子でも、ヒンギス、セレシュ、そして現役バリバリのシャラポワまで。
まるで世界ランク1位請負組織のようです。
この組織は徹底したマーケティングを行い、真に価値ある選手しか入れません。
つまり錦織圭は、既にポテンシャルを見極められているのです。
だから、世界ランク4位が相手であろうと錦織は恐らく大した相手とは思っていないはずです。
次の相手は世界ランク17位デルポトロ(19)
島根県出身の若武者は”エア・ケイ”(錦織が得意とするジャンピング・ボレー)で闘う。
しかし、身体は満身創痍。
真の勇者は気力と知力で勝ち抜く。
果たして錦織は真の勇者たり得るか?
結果に注目したいと思います。
さて、今週は3日に土木学会誌編集WGの予定です。
そして、次の日曜日は土木学会の技術者試験。
しかし、当日提出予定の論文すらまだ手がついていない状況で、まさに「赤信号」の状態です。
新学期をむかえた子供達に負けないよう、今日・明日で何とかしなければなりません。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
2005年放送のTVドラマ「ドラゴン桜」を何気なく眺めました。
放送当時は全く見たことが無かったため、初めてそのストーリーを知ったのですが、これは凄いと思いました。
一般的には偏差値36のバカ高校の生徒が、倒産処理を目的に高校へ送り込まれた弁護士の手により東大受験を志しそれを成し遂げるまでの奇抜なストーリーが特筆されるのでしょう。
しかし、このドラマは基本的に戦略分析に基づくプロジェクトマネジメントの物語として見る方が適切だと思いました。
至る所にマネジメントの極意のようなものがちりばめられ、たまたまミッションとして選ばれたのが東大受験だったというだけであって、この物語はどのようなシナリオにも適用可能な論理構成になっています。
グループ学習効果を高めるため「バカ鉢巻き」が登場します。
これがある意味インセンティブとなり生徒のモチベーションがアップしていきます。
また、マインドマップ(番組では「メモリーツリー」と称していたかな。。。)が登場し、それらを作成するのにグループ力を活用する辺り、どこかで経験したことがあるような。。。
さらにシナリオ分析とスケジューリングにより最終到達点を目指してタイムリーな勉強を課しながら、効果判定を逐次行いつつ変更管理を図っていくあたりは正にプロジェクト・マネージャーのなせる技です。
この時同時にメンタルチェックを実施し、リスクアセスメントと同時にリスクコミュニケーションさえも実施しています。
このドラマは、東大受験対策のみならず他の大学受験にも十分応用可能な内容であることから、再度じっくりこのドラマを見直して子供に教えてやろうかと思っています。
試験問題に対するアプローチの仕方やタイムスケジューリングの行い方、さらには各教科の取組方針など良質な情報が満載です。
このドラマの中で最も印象深く記憶している言葉があります。
「超えられない壁などこの世の中には無い」
そして、もう1つ。
「試験の正解は1つだが、人生には正解がいくつもある」
目的を定め、そこへ至る目標を配置し、最短距離に移動するのが果たして正解なのか?
ヤマトは違うと思っています。
遠回りすることが人を育てると思っているからです。
勝者と敗者に二分して考えれば、明らかにヤマトの考え方は後者なのかもしれません。
ヤマトが総監に何度も挑んでいるのは、能力が低く単に要領が悪いだけだとは思いますが、そうではあってもこれまでに多くのことを学んできました。
もしも簡単に総監を取得していたら、これほど多くのことを学ぶことは無かったでしょうし、また新たな発想を生み出すことも無かったことでしょう。
組織横断プロジェクトへの参加や土木学会誌編集などという考えは到底生まれてこなかったと思うのです。
底辺を拡げる作業とステップアップする作業は同時に行うことが理想ではありますが、人生なかなかそう理想どおりには進みません。
だからこそ楽しいのでは無いでしょうか?
楽しみながら苦しさを乗り越えていける人間力を養うことが大切なのだと思います。
挫折を知らない人間に人間力は備わりません。
どんどん失敗を重ねるべきだというのがヤマトの基本スタンスです。
そうしたチャレンジからキラッと光るものが見つけられるはずです。
その時は突然やってきます。
前ぶれもなくやってきます。
その時を信じて突き進むのみです。
ドラゴン桜には、コードブルーで主演の山下智久と長澤まさみが登場していて、へぇ~どちらも若いなぁ。。。と思ってしまいました。
珍しくもう一度見たいドラマだと感じたので、ブログへアップさせて頂きました。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
ヤマトです。
「プロフェショナル・仕事の流儀」、今回の主人公は科学者・小池康博氏でした。
分野が異なるため、お名前を聞くのは初めてでした。
小池氏のご専門は高分子化学。
縮合だの重合だのというヤマトがもっとも苦手とする分野の大家です。
特に「光」の専門家としては当代随一とも言われるそうです。
そのような小池氏の半生は苦悩と挫折に充ち満ちています。
高速通信用のプラスチック製光ファイバーの研究開発に14年を要しています。
その間アメリカからの誘いもあったようですが、初志を貫徹なさって初期の目標を達成なさいます。
その小池氏がおっしゃった言葉の中で記憶に残ったものはたくさんありますが、中でもとりわけ納得し共感したのは「心のままに発想する」ということです。
小池氏「理屈で考えがちな科学の世界だが、わき上がる直感に従う方が、常識にとらわれず、革新的なものができる」
これを司会の茂木氏が以下のように解説されます。
茂木氏「集中した後のリラックス時(脳のアイドリング状態)に新たな発想というものは生まれる」
これに小池氏も納得なさっていらっしゃいました。
これに似た事例をヤマトも経験しています。
何度も何度も繰り返し技術士試験を受けていた頃、どうしても師匠のおっしゃるような論文が書けなかった時、ある方と技術的なお話をしていました。
その後、雑談に切り替わってしばらくした時、ふとある構想が湧き上がってきたのです。
そして、その構想をその方に伝えたところ、それは面白いですねぇ。
この構想そのものを技術士試験の論文に入れて、苦節十数年の後やっと技術士の資格を手に入れたのでした。
今でもなぜそのような発想が生まれたのか理解できません。
気がつけば何と言うことは無い、大した構想では無いのです。
それでもそのテーマについて何度も何度も考え、そして書いたけれど、その時発想した構想など考えもしなかったことです。
不思議です。
だから、茂木氏がおっしゃることって、そうだなぁと思うのです。
人は、読んで思考を巡らすタイプと聞いて思考を巡らすタイプに二分されると言われます。
ヤマトは明らかに後者です。
通常業務でも人と話している間に様々な構想が浮かんできます。
だから、ついついTELも長くなってしまい、1時間ぐらい平気でしゃべってしまっています。
相手には迷惑をかけているなぁ。。。とは思いつつも、その思索時間が楽しくて仕方ないときがあります。
それは、相手の方が色々なノウハウや思想をお持ちであればあるほどその傾向は強くなります。
まさにインスパイアしているようです。
話を元に戻します。
小池氏が立派だと思うのは、「自分の研究というのは、自分の子供みたいなものです。自分の生きがいです」と語り、その思いから、技術を開発して終わりではなく、その技術が世の中で広く使われることを目指す小池氏の姿勢です。
誰にも簡単に、かつ安価に使えるようになるまで、丁寧に育て上げていく。
そして、ブラックボックスの部分を残してはならないのだとおっしゃいます。
そのため徹底して根本へ立ち返って原理と真理を追究なさっていらっしゃいます。
これはヤマトの
「問題は現場から発生するが、解決の糸口も現場にある」
という思想と共通している感じます。
発生した問題の表面だけを取り除くのではなく、なぜそうなったのかを徹底的に掘り下げることで本質的な問題解決を図ると共に、新たな発想へつなげるための道筋を見つけるきっかけにもなるのです。
そういう見方や考え方をしていると、時間の経過などアッという間です。
気がついたらおやっ?と思うほどに時間が経過してしまっています。
ですから常にできる方法ではありませんが、これを日常的な業務とこうした思索をどのように折り合いをつけるかがタイム・マネジメントとして重要になるのです。
選択と集中というスイッチのon/offを上手く自ら調節することが重要と言えるでしょう。
我が子は今年受験です。
小池氏と同じ分野に進もうとしています。
確かCANさんと同じ大学ではないかと思います。
果たしてどのような科学者になるのか?
その意味で父として示してきた姿勢が問われます。
まずは入学することが前提となりますが。。。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
災害の発生による犠牲者も痛ましいですが、この度アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が武装グループに拉致され死亡した事件は何とも痛ましく、心からご冥福をお祈り申し上げます。
伊藤さんがアフガニスタンに渡ったのは26歳の冬。
アフガニスタン生活は4年8カ月に及び、「このままアフガンに根付くんじゃないか」と所属するペシャワール会の仲間が思うほど現地にとけ込んでいたそうです。
ひ弱さが残る顔は50度を超える暑さの中で現地の人たちと用水路の植樹や土手の芝付けをしながら、たくましくなっていったそうです。
泳げないのに海に放り込まれるようにして、3カ月ぐらいで現地の言葉を身につけ日常会話には困らなくなったと言います。
伊藤さんは、地元の子どもたちによくチョコレートを配ったそうで、「イトウ」と呼ばれ、つきあいのある家族には食事にも呼ばれたことがあるそうです。
伊藤さんの捜索には村民ら700~800人が加わり、その中には伊藤さんと面識のある村民も大勢いたそうです。
「アフガンの土」になるとご両親に伝えていた伊藤さん。
その気持ちを慮ると何とも言えない気持ちになってしまいます。
犯行を認めた武装グループは、政府やアメリカに味方するものはすべて敵であると表明しているそうです。
こんな理不尽なことは無いと誰しも思うことでしょう。
しかし、これが世界の実情なのであって、富と貧困の格差拡大が一因とも言えるような気がします。
そして、犯行を決して許すことはできませんが、しかしこれに対して暴力で対抗することには賛成できません。
伊藤さんの意思や死を無駄にしないためには、残された者がアフガニスタンの支援を継続することが重要だと思うのです。
憎悪や嫌悪の果てに暴力対峙するのは最低の方法だと言わざるを得ません。
現在アジア地域での海外派遣要員に応募しているヤマトですが、もしかするとアフガンへの派遣もあるかと思っていたところだったのでショックは正直大きいです。
でも、だからこそ逃げる訳にはいきません!
今、伊藤さんの訃報に接し、改めてそんなことを感じました。
ペシャワール会の方々も一旦は引き上げられるような報道がありますが、是非活動を再開して頂けるよう応援をしていきたいと思います。
ところで、ペシャワール会の現地代表・中村哲氏は、マグサイサイ賞を受賞なさった方だそうです。
聞き慣れない賞の名称を早速ググッてみると意外なことが明らかとなりました。
毎年アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体を対象に贈られる賞で、「アジアのノーベル賞」とも言われているそうです。
知らなかった。
そして、この賞を多くの日本人の方々が受賞されているのです。
中でも驚いたのは「三木行治」氏です。
ほとんどの方がご承知無いと思いますが、岡山県知事をなさっていた方で、我が両親からも良く聞かされていた名前です。
「三木知事を越える知事はもう出ない」と
それほどまでに凄い県知事とはどのような方だったのか。
気にはなっていましたが、まさかこのマグサイサイ賞を検索する中で見つける名前だとは思っていませんでした。
さて、明日は組織横断プロジェクトの会議です。
まだ提案書に対する説明資料が整っていません。
不十分ではあってもともかくまとめなければ次のステップに上がれません。
何とか形にしたいと思います。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪