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■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ヤマトです。
今回は土木学会の上級技術者資格審査の副分野問題を示します。
[鋼・コンクリート]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B1-1 鋼構造物あるいはコンクリート構造物に関して、構造材料を高強度とすることの利点及び課題をそれぞれ2項目挙げて説明しなさい。
[地盤・基礎]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B2-1 液状化のメカニズムを説明するとともに、原理の異なる対策工法を3つ挙げ、概略を説明しなさい。
[流域・都市]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B3-1 都市における「水・緑」の確保とヒートアイランド及び温暖化対策との関連について説明し、今後の都市のあるべき方向性についてあなたの考えを述べなさい。
[交通]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B4-1 高齢者の増加やバス路線の廃止等により、今後ますます移動等困難者の増加が予想される。このような状況を踏まえ、移動困難者の特性を考慮し、地域公共交通サービスの提供のあり方について論じなさい。
[調査・計画]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B5-1 高齢化、少子化が一段と進む中、地域の活力向上が大きな課題となっている。これからの社会資本の整備にあたって、このような観点で留意すべき点を、具体的な対応策を2つ挙げて説明しなさい。
[設計]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
我が国において、土木構造物の設計基準や技術基準は、構造物の管理者毎あるいは鋼構造物、コンクリート構造物、基礎構造物などの構造特性に特化して整備されている。そのため、同様の設計条件でも準拠基準が異なると評価結果も異なることがある。このように複数の設計基準等が存在することの長所と問題点について具体的な例を挙げて述べなさい。
[施工・マネジメント]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B7-1 公共事業における入札制度は総合評価方式が主流になりつつある。この方式の現状と問題点を挙げてあなたの意見を述べなさい。
[メンテナンス]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B8-1 土木構造物の維持管理において、「①技術者が点検する方法」と「②計器類を用いて継続的にモニタリングする方法」がある。それぞれの長所短所及び具体的に構造物へ適用する場合に留意するべきことを述べなさい。
[防災]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B9-1 2008年5月ミャンマーにおけるサイクロンによる水害、同じく2008年5月中国四川省における地震被害など、近年自然災害による甚大な被害が世界各地で頻発している。このような災害に関して、①日本の土木技術者が貢献できる事柄及び②その際に留意すべき事項についてあなたの意見を述べなさい。
[環境]
次の問題について、「解答用紙」にそれぞれ1000字以上2000字以内で解答しなさい。
(それぞれ解答用紙2枚以内にまとめなさい。)
B10-1 地球温暖化防止の観点から、低炭素社会への移行の必要性が叫ばれている。あなたが専門とする分野において、低炭素社会への取り組みに貢献できる技術について、その例を2つ挙げ、現状、課題、将来の見通しについて述べなさい。
この専門問題の副分野は午後一番に行われます。
時間は1時間30分。
先に示した主分野が最も最後に開始されることから、この副分野は小手調べといった位置づけになるでしょう。
しかし、これもザッとすべてに目を通すと主分野のヒントがあちこちに散見されます。
したがって、副分野終了後から主分野開始までの30分間に戦略を立てることが可能なのです。
つまり、ある程度当該年度の方向性が理解できるということです。
技術士・建設部門では今年「地球温暖化問題」が本命視されていましたが、全く外れてしまって困惑された方が多かったと思います。
しかし、土木学会の上級技術者資格審査においては、地球温暖化に関する設問が出題されています。
つまり、国土交通省の方針と密接に連携を図っているのは、むしろこちらの試験と言えるでしょう。
出題される設問内容とスタンスは概ね技術士試験と類似性がありますから、骨子の立て方はさほど悩む必要は無いと思いますが、なにぶん時間が不足するというのが難敵です。
但し、今年度から国土交通省がこの資格取得を推奨していることから、今後はこの資格ニーズが増加していくことが予想されますが、技術士との棲み分けをどのように明確化するのか。
これが最大の問題だろうと思います。
資格試験を省益確保の道具に使って欲しくないと願うのはヤマトだけではないと思います。
最後に今回アップさせて頂いた内容は、決して立場を利用して取得したデータではなく、問題文を力任せに打ち込んだものであることを明記させて頂きます。
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪