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■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
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■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ヤマトです.

1年ほど前になるでしょうか.
土木学会誌の特集記事に『われわれは極端気象にどう対応していくのか』というタイトルのものがありました.
その中で,以下のような内容の文章を見つけました.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
利根川の計画は200分の1でやっていますが、役所の文章でも「おおむね200年に1回降る程度の雨」と説明されており、ほとんどの人がそう思っています.
しかし、これは超過確率ですから、毎年200分の1の確率で発生することを意味しています.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
これには驚きました.
事実,設計基準図書などにも水文関係項目には,まさに特集記事の執筆者がおっしゃったとおりの表現,つまり「○○年に一度降る雨」といった記述がなされているからです.
しかし,これが間違いだと言われると,今までの理解はいったいなんだったのだろうか?
こう思わざるを得ませんでした.
 
上記の記述について執筆者の方にお問い合わせを行った結果,驚くような事実がわかりました.
きっとこれは私だけなのかもしれませんが,その結論だけを概略的に記述させて頂きます.
 
確率p=P(X≧XT):最大降雨量が与えられた再帰年Tをもつ降雨量Tを越える確率
再帰年(確率年)T=1/ðT=1/P(X≧XT)
P(X≧XT;期間=N年間)=(1-)N=(1-1/T)N
上記の排反事象で(X≧XT;少なくとも1回以上,N年間)=1-(1-)N=1-(1-1/T)N
もしもN=Tとなる場合
P(X≧XT;少なくとも1回以上,期間:N年間=T年間)=1-(1-1/T)T=1-1/=0.632
つまり年間でTを越える大雨は0.632の確率で降ることを意味しています.

えーーーっ!!!
と思われませんか?
たとえば,200分の1という場合,求められた降雨量が200年間は降ることがないというわけでは決して無くて,200年間に求められた降雨量が降らない確率は0.368だと理解しなければならないということになるのです.
この論理は確率論に疎いヤマトだけだと思いたいところですが,設計基準などと称している図書にも,○○年に一度降る雨に対応する・・・と明確に記載されていますから,あながちヤマトだけではなさそうです.
もしも,本当に○○年に一度の雨に対応しようと考えると,場合によっては従来の降雨量の数倍に対応しなければならなくなるかもしれません.
もしも本当にそうでなければならないとすると,現在の社会資本投資額では整備箇所が激減してしまって,整備率は遅遅として伸びなくなってしまうでしょう.
まして,東日本大震災の地震規模がおよそ1,000年ぶりなどと言われているのです.
降雨だって同様のレベルのものが起こらない保証はどこにもありません.
そのための対策がどうあるべきか.
まさに技術士試験レベルの問いかけのようです.
過去に学び,そして未来を展望する目を養うことの必要性をあらためて痛感している今日だからこそ,現代を生きる我々が未来世代のために考え抜いて,そのシナリオを残しておくべきなのだと思わずにはいられません.
知恵を絞り,汗をかいて共に頑張り続けましょう.
それこそが東日本大震災で多くの犠牲を強いられた方々に贈る何よりのエールになるはずです.
為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり

では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
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