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ヤマト(^_^)v
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■技術士(総合技術監理部門)
■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ヤマトです。

各所のサイトで口頭試験に向かってモチベーションの上がる様子が伝わってきます。

口頭試験の試験官がどのようなキャリアの持ち主かによって相性が異なることは確かです。
だから、あれもこれも準備を怠りなくしておきたい気持ちは十分理解できます。
ヤマトもかつてはそうでした。
しかし、ここで考えていただきたいのは、験されるのはあなた自身です。
この「あなた自身」という点が重要なのです。
他の誰でもない「あなた自身」。
ここで思い出して頂きたいことは、技術士とは何かです。

このブログで何度となく繰り返して参りました。
「科学技術に関する高等の専門的応用能力」を発揮する者です。

中でも大切なことは「応用能力」です。
「応用能力」と「あなた自身」という二つのキーワードが重要とお考えください。
つまり他の誰でもない、「あなた自身」でなければ考えなかったことを「あなた自身」の言葉で表現する。
所謂プレゼンテーションすることが重要で、これが口頭試験の現場で求められている核心と言えます。
そして、”結果”に拘泥していては、この核心部分を見失うケースが多くなり、不幸な結果を迎える場合があります。
それは”結果”が核心部分の中枢に無いからです。

つまり、口頭試験対策は「あなた自身」のブラッシュアップが最も大切だということです。
新たな知識や情報の収集も必要に応じてしなければならない場合もあるでしょうが、それよりも技術者としてのあなたのポリシーこそを大切にして頂きたいと思います。

以前も繰り返し書いたことですが、技術士試験で圧倒的な能力を持って突破される方はレア・ケースです。
むしろ合格点の60点をわずかに下回っている方のほうが多いぐらいと聞いたことがあります。
では何を持って評価するのかと言えば、今後確実に技術士としての責務を達成できる可能性が高いかどうかという尺度で行われると考えるべきでしょう。

筆記試験合格者は、既に技術士として認められたと申しました。
認められたとはいっても、現時点がピークで下降するような人材であれば誰だって最終合格とする訳にはいかないと判断するのではないでしょうか。
もっとも理想的なのは現時点が底で、今後二次放物線的にスキルが上昇する可能性を持つ方でしょう。
要するに口頭試験によって確認をするのは、今後の上昇角だと考えるべきでしょう。

知識や情報をことさら増やす必要はないことがお分かりいただけたでしょうか。
過去を振り返って口頭試験対策を行うより、将来を見据えた自らの目的・目標を論理的に整理できている方がよほど効果的と言えます。
さらに言えば、過去の業務については自ら考え、行っているのですから、改めて整理する必要など無いはずでしょう。
既に技術士と認められているのですから。

話は変わります。
国の制度が実態と乖離しているというお話をあちこちで見受けます。
それを愚痴ってみたところで何も改善されないことはご承知のとおりです。
ではどうするか?
これ以降が技術士の仕事になるのではないかと思います。
従来の枠組みや概念に拘らず、為すべきことのフレームワークや実行スケジュールなどを実現可能な範囲で考えること。
例えば、1.5車線道路整備が挙げられます。
従来からそのような整備は行われていました。
しかし、1.5車線という明確なフレームを構築することで合意形成をしやすくした点で評価されるべき概念だと思います。
このようなことは他にも必ずあるはずで、そうした視点を持つことが技術士の責務ではないかと考えます。

これまでの社会資本整備は実行(Do)部分に力点が置かれていました。
しかし、プロジェクトとはPDCAをうまく回していくことにより目標の成果に到達するべきものです。
つまり計画(Plan)・確認(Check)・見直し(Act)にもDoと同程度の力を配分すべきです。
しかし、予算には制約があります。
安全性能の確保も社会・経済環境の変化により際限なく拡大する可能性があります。
プライオリティをどのうように決定し、どのようにバランス確保に努めるべきか。
正解はあるとも言えますし、無いとも言えます。
確かなことは考え、そして行動した結果が残るということです。
技術士として恥ずかしくない実行が求められています。

またまた話は変わります。
「崖の上のポニョ」で有名な宮崎駿氏が「プロフェショナル仕事の流儀」でおっしゃられました。
「子供の将来は・・・ということをよく聞くが、こんな論理はナンセンス。子供の将来はつまらない大人になることだから」
なるほどねぇ・・・
つまらない大人ねぇ。。。
確かにそうかもしれません。
しかし、宮崎さん、あなたはそのつまらない大人なのですか?
もちろんあなた自身はあなたの描く理想では無いと思います。
でも、それを理解している方は、決してつまらなくは無いと思うのですが、どうでしょうか?
ヤマトも自身をつまらない大人だと思います。
でもだからこそ、理想に近づこうと少しづつながら上を目指すのではないでしょうか。
つまらない大人ばかりに囲まれた子供たちの目線に立てば、言ってはいけない言葉だったのではないかと思えて仕方ありません。
子供たちの心を分かりすぎるほど分かっていらっしゃる方だからこそ出た言葉だということはとても理解できますが。。。
せめてもう少しエスプリの効いた言葉を発してほしいと感じたのはヤマトだけでしょうか?
但し、上記は決して批判的なスタンスからのコメントではありません。
むしろ完全な人間なんていないから世の中楽しいと思える瞬間だったかもしれません。

最後に、vsシリア戦。
全く参考にならない試合とだけコメントをさせて頂きます。
あのような相手を仮想カタールとは。。。
アウェイのカタール戦は相当に苦労しそうな予感がします。
杞憂に終われば良いのですが。。。

ちょっと今日は過激な内容でしたね。

などと書き連ねている間に今週も終わりかかっています。
1週間の経過と同様に1年の経過も早いですね。
激動の2008年が残すところ1月少々になってしまいました。
今年を振り返るのはもう少し後になりますが、来年への準備を早くしなければと焦るこの頃です。

では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
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無題
>現時点がピークで下降するような人材であれば誰だって最終合格とする訳にはいかないと判断するのではないでしょうか。
でも・・・
最終合確率では、H18とH19は違いましたが、30代よりも60代の方がずっと高かったですね。筆記試験と口頭試験それぞれの年齢別合格率がわからないのですが、これから下降するような方が口頭試験に不利という印象は、私にはありませんね。
そうすべきだという考えもわからなくもありませんが、現時点の能力だけで判断しないと公平性に欠けますしね。
将来性の担保は、資質向上としてどう取り組んでいるのか、という指標では見られていますが。
口頭試験では、背伸びしすぎずに、堂々と臨むことと、落ち着くことが大事だと思います。
って、ちょっと書きすぎですね。
若輩者が偉そうなことをいってすみませんでした。
イマジン URL 2008/11/15(Sat)06:59:48 編集
よろしくお願いします.
いなかものです.先ほどはご訪問ありがとうございました.
今後ともよろしくお願いします.

さて,私は,口頭試験とは「自分の信念・生き方が試される場」だと考えています.
そして最後は,「私を技術士にしてください.もし技術士にしていただければ,きっと国益につながりますよ」という熱意というか訴える力みたいなものが相手に伝わるか否かだとも考えます.
これは精神論みたいなものではなく,日頃の業務に対する真剣さ,とでもいいましょうか.
いなかもの URL 2008/11/15(Sat)09:47:22 編集
異論・反論楽しきかな
イマジン様
現時点での能力で判断、確かに理想ではございます。
しかし、なかなかそうもいかないのが現実の口頭試験現場のようです。これは実際に口頭試験官をなさった方のお話ですが、やはり恣意性が作用しているようです。また、リストによる採点が行われることはご承知のとおりですが、その試験官の方がおっしゃるには、瞬間的に分かるそうです。「あぁこの方は合格だ」と。つまり口頭試験終了までには白黒ハッキリしているということになるのです。この時に重要なのはベクトルだそうです。現在のポジションに対してどういう方向を向いているか。これが決め手だともおっしゃっていらっしゃいました。
技術士試験になぜ口頭試験が課されているかということを考えると、何となく試験官の方のお話の真意がご理解頂けるのではないでしょうか。
だまらと言って、決してイマジンさんのご意見が間違いだなどと申し上げるつもりはございません。立派なご意見だと思います。イマジンさんだからこそ、そうした意識をお持ちなのだと感心するばかりでございます。
また、若いか年配かでその意見の軽重が決まる訳ではございません。今後ともお感じになられたことをドンドンぶつけて頂きたいと思います。ご遠慮は無用にてお願い致します。
なお、今回は敢えて内容的にケンカを売ってみたという側面がございますから、少々挑発的な表現になっていることは事実でございます。どうか悪しからず。

いなかもの様
いなかものさんのおっしゃりたいことは良く分かります。
自らが業務に当たる時、常に最も大切にしている信条。
これが本物かどうか。その一点だけで評価されているとも言えるのが口頭試験だと考えることができます。先ほどイマジンさんへのご返信にベクトルという言葉を用いました。ベクトルとはご承知のとおり、起点から矢線の長さと向きで規定されます。起点が現時点の技術者レベルを、矢線の長さは成長力、向きはその上昇角を現していると言えます。
技術的質問に対して適切な回答が出来なくても不合格となる確率がそれほど高いとは言えないのは、知識や情報などは調べれば分かることで、それをより高いレベルで昇華する見識や或いは理想を持っているかの方がより重要と考えられているからです。
しかし、実際には回答に窮して不合格になったとおっしゃる方がしばしばいらっしゃいます。これは回答できなかったことにより動転してしまい、その後の質疑応答が不能になったケースだと言われます。

お二方のご意見は、共にお二方の信条を現していると言えます。
堂々と自らの信条を述べることができる。
だからお二方とも技術士なのだと思います。
お二方の益々のご発展を祈念致しております。

わざわざのご訪問とコメントを誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ち申し上げております。
ヤマト 2008/11/15(Sat)20:28:08 編集
訪問ありがとうございます。
まちづくりです。私のブログにコメントありがとうございます。
ヤマトさんのブログにはいつもインセンティブを頂いています。

口頭試験の記事を読んで、2年前を思い出しました。あの時、想定問題を暗記しながら、自分としての技術士像を必死に模索していたように思います。
今年は、総監ですが、自分としての総監技術士像を模索してい行こうと思います。
今後ともよろしくお願いします。
まちづくり 2008/11/16(Sun)20:56:27 編集
わざわざのご訪問に感謝
まちづくり様
こちらこそ、この拙サイトにご訪問を頂き、ありがとうございます。m(__)m
インセンティブだなどとおっしゃられますと、今後あまりいい加減なコメントができなくなってしまいます。(^_^;

総監技術士像、おっしゃるとおりだと思います。
何のために総監を取得するのかと同義とも言えることだと思います。
「目的軸」が明確であれば、どのような試問にも目的から想起して考え、そして回答することができます。
逆に言えば、これさえあれば知識情報などはあまり詰め込む必要が無いとも言えます。

ともかくお互いに影響を及ぼしながら、技術士試験というハードルを突破し、より高いレベルの技術者へ成長できればそれに越したことはございません。
こちらこそ今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

わざわざのご訪問並びにコメントをありがとうございました。
よろしければまたのご訪問をお待ち申し上げております。
ヤマト 2008/11/16(Sun)21:24:33 編集
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