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■技術士(総合技術監理部門)
■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ヤマトです。
とでも表現できるのでしょうか。
砂漠化の恐れがある面積は実に36億ha。
これは、日本の面積のおよそ100倍。
「精英樹」という概念がある。
これは、同種の樹木の中でも優れた特性を持つ、所謂樹木の“エリート”です。
例えば、乾燥や塩害に強い樹木であれば、無降雨日数が連続し他の木々が枯れても、この精英樹は枯れることなく成長を続けるという。
こうした精英樹は、数千本に1本の割合でしか存在しないそうです。
今、こうした精英樹を探す努力が続けられています。
それは、砂漠化が進行しそうな地域に、こうした精英樹を植樹し砂漠化の進行を防止すると共に、大気中のCO2を削減することが目的です。
現在行われているのは、乾燥や塩害に強い「ユーカリ」をターゲットにしているそうです。
種々行われた実験に依れば、最長32日間水を与えなくても枯死することなく、海水濃度レベルの塩水にも耐えるエリート中のエリートが見つかったとも言われています。
5年後には実用に供したいと研究なさっていらっしゃる方は、その展望を示していらっしゃいます。
話は変わります。
近年、エチゼンクラゲやミズクラゲが漁業に甚大な被害をもたらしていることはご承知のとおりです。
これらが活発な活動をするのは、地球温暖化が大きな要因になっているらしいこともご承知のとおりです。
この海の厄介物とも言われるこうしたクラゲ類を有効に利用しようという動きがあります。
クラゲの体が、大量の水を吸収する「高分子細胞構造」を持っていることから、乾燥と除塩を行って土壌改良材として用いる方法だそうです。
土に混入させると、保水性はもちろんのこと、窒素やリンなど栄養分が溶出することから植物の生育は通常の2~3倍を確保できたとか。
また、紙おむつに使用される高分子吸収剤よりもロー・コストである上、やがては土に還元されることから将来性が期待されているそうです。
クラゲの大量発生をSWOT分析的に眺めれば、
●S強み・・・海の厄介物を有効に活用する科学技術力
●W弱み・・・確立したクラゲ類の有効利用法を持たないこと
●O機会・・・高分子吸収機能と栄養分豊富な低コスト資材を天然由来で取得
●T脅威・・・クラゲの大量発生に伴う漁業被害
とでも表現できるのでしょうか。
こうした視点で事象を捉える努力の積み重ねが、我が国の将来に大きく影響を及ぼすのではないかと思います。
前者は、希少な存在の有効利用、後者は大量な厄介物の有効利用。
それぞれスタンスは異なりますか、目指すべき目標は明確です。
我々もこうした事例に負けず、世界規模の視点で将来を見据えた取組を行いたいものです。
何を?
それは各自のSWOT分析を行ってみれば明らかになるのではないでしょうか?
一度お試しを。
ではまた。PR
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