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ヤマト(^_^)v
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■技術士(総合技術監理部門)
■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ヤマトです。
 
今年は”子”年。
ネズミが狡猾であることはご承知のとおりです。
ある時、箱の中にネズミを入れて、餌と水、巣作りに必要な材料をふんだんに与える実験が行われたそうです。
その結果、繁殖が旺盛となり密度が極めて高くなった段階から喧嘩が絶えなくなったそうです。
そのうち相互に体力的な消耗をきたし、元気までもが失せていったそうです。
さらにその状態が継続すると、雌は巣作りや育児を放棄する結果となり、全滅してしまったそうです。
これはアメリカの心理学者カルホーン博士の実験として有名だそうです。
 
何だかこの実験結果は、ネズミの世界だけのこととは思えません。
近年の日本がまさにそうした経路を辿っているような気がしてなりません。
総人口がピークを越え、下降線に向かい始めていますが、出生率は未だ増加を示す数値を記録していません。
女性が家事・育児を放棄したと、ネズミの実験で得られた結果をそのままトレースしたような思考をするつもりはありませんが、傾向としては類似しています。
ここで重要なことは、この話題を技術士としてどう見るかです。
 
日本の総人口は、21世紀末には60,000千人まで低下するという予測があります。
前記のネズミを例として、人口減に対する社会資本整備のあり方を考えるのが技術士か。
或いは、人口増を促す仕組みまで含めた社会資本整備を考えるのが技術士か。
はたまた、社会構造の将来見込みと財政余力を視野に入れて、長期的展望に立った戦略的社会資本整備を考えるのが技術士か。
社会資本整備という目的軸は同じであっても、空間軸が異なれば取組の方針は大きく異なることとなります。
もちろん、これは立場軸による影響が大きいと考えますが、立場軸は実際の立場に限定する必要はありません。
したがって、普段から様々な立場軸でものごとを考える訓練は可能ですし、またその結果さまざまな視点を得ることが可能となります。
つまり、空間軸や立場軸を変えることによって、代替案は生み出しやすいと言えるのです。
得られた代替案を親和図などで層別してみると、いずれのケースでも高い視点からの代替案が、よりグローバルなものとなることが自ら理解できるはずです。
 
このような思考訓練は、問題発見と解決を求められる今日の技術士試験において、不可欠なスキルを養成する方法の一つと言えます。
是非一度試して見て下さい。
ではまた。
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