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プロフィール
HN:
ヤマト(^_^)v
HP:
性別:
男性
趣味:
サッカー日本代表の応援
自己紹介:
■技術士(総合技術監理部門)
■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
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□のり面施工管理技術者
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ヤマトです。
「プロフェショナル仕事の流儀」は毎回示唆に富むお話を聞かせて下さいます。
12/4のゲストは、文化財修理技術者・鈴木裕氏。
鈴木氏のコメントに以下の内容がありました。
(以下はNHKオンラインからの引用)
「紙の声を聞く」
鈴木氏が専門とする文化財は、書や古文書といった、紙に書かれたもの。
実際に修復作業に入る前、鈴木氏はまず、文字や絵が描かれた紙にじっくりと向き合い、すみずみまで観察する。
紙を素材とする文化財は、書かれている内容だけが重要なのではない。紙自体にも、それが書かれた当時の慣習や文化がふんだんに含まれている。事前の観察が甘いと、紙に刻まれた情報に気づかず、修復の過程でそれをなくしてしまう恐れがあると鈴木は言う。
そのため鈴木氏は、作業に入る前に可能な限り子細に紙を観察し、紙が持つさまざまな情報を見極めることを心がける。肉眼だけでなく、顕微鏡やX線検査器などの科学的手法も積極的に導入し、文化財の性質を徹底的に調べ尽くす。
紙が発する声なき声に耳を傾け、その声をそのまま次の世代に伝えることが自分の使命だと、鈴木氏は信じている。
「習熟するな」
修行時代、「仕事は体で覚えろ」と言われ、体に技術を染みこませてきた鈴木氏。しかし、キャリアを積んでいくうちに、いつしか体で覚えた技術に頼り、頭で考えることなく手先だけで機械的に仕事をしている自分に気付いた。
文化財は、同じような外見であっても、一点一点、作られた時代背景や材質、痛み具合などがまったく異なる。それらの文化財に対し、機械的に惰性で仕事をすることは許されない。どれだけ慣れ親しんだ仕事であっても、決して「習熟」せず、そのつど新たな気持ちで臨み、常に考えながら手を動かすことこそ、いい仕事をするための秘けつだと鈴木氏は考えるのだ。
「奥の深い”技術”」
文化財修理技術者にとって、手先の技術が大事なのはもちろんのこと。しかし、大切なのは単なる修復のスキルだけではない。
はるかな昔から、さまざまな人の思いに支えられて今に伝えられてきた文化財。その背景には、たくさんの文化や歴史がある。それを受け止めることができる知識や気持ちを持った上で腕をふるうことのできる技術、すなわち「奥の深い技術」こそが最も大切なものだと鈴木氏は考えている。
そんな鈴木にとって、自分の信じる修復の心を、後進の技術者に教え伝えることが現在の大きなテーマである。
ヤマトがこれ以上に何かをコメントする必要は無いでしょう。
ただ、「文化財」或いは「紙」という言葉を、現場に置き換えるとどうなるか?
ヤマトは、鈴木氏の言葉に逐一”納得”した次第です。
改めて現場と向き合うことの重要性を感じると共に、まだまだ未熟な己への叱咤となった鈴木氏との出会いでした。
しかし、これまでのスタンスが間違ってはいなかったとの思いを強くすることはできました。
上記の3つのコメントは、考えようによっては技術士試験で求められている内容を網羅していると言えます。
少なくとも、上記3つの視点だけで3,000字程度の論文ならば即座に書けるような気がします。
それほどにインパクトのある言葉です。
それより、何よりこうした方がいらっしゃって、第一線で頑張っていらっしゃる姿を拝見できることは、同時代を生きる者として嬉しく思えて仕方ありません。
技術士とは、高等の専門的応用能力が求められる資格ですが、その前に”心”が如何に大切かを知るべきでしょう。
今、来年の試験へ向けての構想を練っているところです。
さらに総監を深掘りするためにはどうすべきなのか?
自問自答は続きます。
年内には何らかの結論を出したいと考えているところです。
残すところ試験まであと8ヶ月弱。
たゆまぬ努力を続けていきましょう♪
ではまた。
「プロフェショナル仕事の流儀」は毎回示唆に富むお話を聞かせて下さいます。
12/4のゲストは、文化財修理技術者・鈴木裕氏。
鈴木氏のコメントに以下の内容がありました。
(以下はNHKオンラインからの引用)
「紙の声を聞く」
鈴木氏が専門とする文化財は、書や古文書といった、紙に書かれたもの。
実際に修復作業に入る前、鈴木氏はまず、文字や絵が描かれた紙にじっくりと向き合い、すみずみまで観察する。
紙を素材とする文化財は、書かれている内容だけが重要なのではない。紙自体にも、それが書かれた当時の慣習や文化がふんだんに含まれている。事前の観察が甘いと、紙に刻まれた情報に気づかず、修復の過程でそれをなくしてしまう恐れがあると鈴木は言う。
そのため鈴木氏は、作業に入る前に可能な限り子細に紙を観察し、紙が持つさまざまな情報を見極めることを心がける。肉眼だけでなく、顕微鏡やX線検査器などの科学的手法も積極的に導入し、文化財の性質を徹底的に調べ尽くす。
紙が発する声なき声に耳を傾け、その声をそのまま次の世代に伝えることが自分の使命だと、鈴木氏は信じている。
「習熟するな」
修行時代、「仕事は体で覚えろ」と言われ、体に技術を染みこませてきた鈴木氏。しかし、キャリアを積んでいくうちに、いつしか体で覚えた技術に頼り、頭で考えることなく手先だけで機械的に仕事をしている自分に気付いた。
文化財は、同じような外見であっても、一点一点、作られた時代背景や材質、痛み具合などがまったく異なる。それらの文化財に対し、機械的に惰性で仕事をすることは許されない。どれだけ慣れ親しんだ仕事であっても、決して「習熟」せず、そのつど新たな気持ちで臨み、常に考えながら手を動かすことこそ、いい仕事をするための秘けつだと鈴木氏は考えるのだ。
「奥の深い”技術”」
文化財修理技術者にとって、手先の技術が大事なのはもちろんのこと。しかし、大切なのは単なる修復のスキルだけではない。
はるかな昔から、さまざまな人の思いに支えられて今に伝えられてきた文化財。その背景には、たくさんの文化や歴史がある。それを受け止めることができる知識や気持ちを持った上で腕をふるうことのできる技術、すなわち「奥の深い技術」こそが最も大切なものだと鈴木氏は考えている。
そんな鈴木にとって、自分の信じる修復の心を、後進の技術者に教え伝えることが現在の大きなテーマである。
ヤマトがこれ以上に何かをコメントする必要は無いでしょう。
ただ、「文化財」或いは「紙」という言葉を、現場に置き換えるとどうなるか?
ヤマトは、鈴木氏の言葉に逐一”納得”した次第です。
改めて現場と向き合うことの重要性を感じると共に、まだまだ未熟な己への叱咤となった鈴木氏との出会いでした。
しかし、これまでのスタンスが間違ってはいなかったとの思いを強くすることはできました。
上記の3つのコメントは、考えようによっては技術士試験で求められている内容を網羅していると言えます。
少なくとも、上記3つの視点だけで3,000字程度の論文ならば即座に書けるような気がします。
それほどにインパクトのある言葉です。
それより、何よりこうした方がいらっしゃって、第一線で頑張っていらっしゃる姿を拝見できることは、同時代を生きる者として嬉しく思えて仕方ありません。
技術士とは、高等の専門的応用能力が求められる資格ですが、その前に”心”が如何に大切かを知るべきでしょう。
今、来年の試験へ向けての構想を練っているところです。
さらに総監を深掘りするためにはどうすべきなのか?
自問自答は続きます。
年内には何らかの結論を出したいと考えているところです。
残すところ試験まであと8ヶ月弱。
たゆまぬ努力を続けていきましょう♪
ではまた。
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