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HN:
ヤマト(^_^)v
性別:
男性
趣味:
サッカー日本代表の応援
自己紹介:
■技術士(総合技術監理部門)
■技術士(建設部門:土質及び基礎、建設環境)
■技術士(農業部門:農業土木)
■上級技術者〔施工・マネジメント〕(土木学会)
□のり面施工管理技術者
□一級土木施工管理技士
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ヤマトです

今日は技術士第二次試験の合否発表の日

口頭試験にチャレンジされた方々にはストレスの多い日でしょうね

ヤマトは筆記試験で軽~くふるい落とされてしまいましたから

の~んびりモードですけどね

さてさて、しばらくぶりに更新する内容はと言えば

当然のこと

ヤマトの元部下の口頭試験結果についてです

本人に聞くのは忍びないので、こっそりと官報で確認をいたしました~

すると・・・

あるではございませんかぁ~

うんうん!確かに名前がある!

良かった!よかった!

我が組織の史上最年少記録を大幅に更新する快挙での合格となりました~

彼女の受験部門は農業で、科目は農業土木でした

そこで書いた内容は徹頭徹尾に「合意形成論」

これしか私には技術と呼べるものがありませんと頑なに信念を通しての合格はお見事というほかありません

人柄がよく、誰にでも笑顔で接することのできる資質を備えた彼女

これからの活躍に期待するばかりです

だけど、本人はそっとしておいてくださいとおっしゃった

いえいえ!

そうは問屋が卸しません

技術士は取るのが目的であっては困るのです

いかんなくその能力を発揮し、活かしてはじめて価値を生む資格です

飾りじゃないのよ・・・

そう言って激励しようと思ったら

さすがにその気配を察知して逃げられてしまいましたとさ

あはは^^;

合格を手に入れられた方も、惜しくも涙をのんだ方も

明日は必ずきます!

また新たな挑戦への日が明日から始まるのです

それぞれの道をまた頑張ろう♪

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

今日の消印が技術体験論文提出の最終日です。
多くの方々はとっくに提出なさったことでしょう。
前回ご紹介させていただいた部下がその後どのように対応したかについて
少し触れておきたいと思います。

彼女は筆記試験の合格をまったく予期していなかったようで
技術的体験論文の原稿をまったく準備していなかったようです。
ですからできる限り早めに原稿を仕上げて推敲を重ねるようアドバイスしました。
ところが、待てど暮らせど、まったくレビューの依頼が私のところに届かなかったのです。
私にレビューを依頼するかどうかも明確な意思表示があったわけではなく、どなたか他の方に依頼したのであろうと考えていました。
そして、今週の月曜日に突然、彼女からメールで技術的体験論文を作成したのでレビューをして欲しい旨依頼がきました。
その段階でも最終確認ぐらいの意識でいたのですが、
内容を読んで驚いたのです。
え?この時期にまだこの程度の論文レベルなのかと・・・
慌てて彼女に連絡を取りましたが、即座にお話をする機会には恵まれず
その後何度か携帯へ連絡をして、やっと夜になってゆっくりとお話をすることができました。
そして、まず私が言ったこと
それは、今のままの論文では内容をどのように修文しても合格レベルに到達させることができないということでした。
そして、どこがまずいのかを逐一説明をしていきました。
その後修正した技術的体験論文を送付してくるかと待っていましたが、結局今日になっても論文は送られてきませんでした。
そこで、今朝、彼女に様子を聞いて見ましたところ
なんとか形にはしましたが、レビューの時間は取れませんでした、とのこと
そして、修正する時間も無いのでともかく提出します、とのこと
・・・
さて、今後、彼女が口頭試験について相談を私に依頼してくるのかどうか
甚だ疑問です。
ただ、
隠れてコソコソ口頭試験に行こうとしている姿から透けて見える彼女の心
それが不幸な結果にならなければ良いのだがという気を起こさせます。
口頭試験は12月の初旬のウィークデーだとか
陰ながら祈るばかりです。

さて、他の方々も技術的体験論文を提出して一段落といったところでしょう。
一息ついたら、これからがいよいよ大勝負です!
戦略と戦術を徹底的に練って、口頭試験に挑んでいただきたいものです。
皆さんが「合格」という二文字を手にできますことを心から願っています。
どうぞ頑張ってください!
では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

自身の「不合格」通知は本日受け取りました。

しか~し
一つ嬉しい出来事がありました。
それはね

昨年度まで一緒に仕事をしていた部下がですね。
技術士第二次試験の筆記試験を突破したのです。
その方は女性で30代半ばです。
彼女は真面目で人柄の良い方です。

自分の不合格なんてそもそもそれほど重要ではありませんでしたが
それ以上に、彼女の筆記突破が嬉しくてしかたありませんでした。
決して私が指導をした訳でもないのですが、
いつかは合格して欲しいと思っていましたから
そう感じるのでしょうね。

口頭試験に臨むのは今回がもちろん初めてです。
だから心臓が口から出そうな気持ちも良く分かります。
なので
今日、口頭試験対策のアドバイスを少しだけして
必要があれば技術的体験論文を読んであげるし
模擬口頭試験を行ってあげるよと
伝えておきました。

基本的に怖いイメージの私ですから
さぁ彼女がどう意思決定するのか?
見物です^^

なお、自分の評価は建設一般がA評価で、専門科目がB評価でした。
まったく勉強をしなかった割にAであったことに驚きました。
勉強をしなかったというのは本当に論文対策なんて一切していないのです。
過去問をサラッと眺めて、こういう問題が過去に出題されたんだ。
その程度です。
一度も過去問の解答案など書いてはいません。
専門科目も同様です。
過去問を眺めただけです。
ただ、建設一般は昨年度もA評価でした。
一昨年度に準備した温暖化がテーマでしたから
勉強などしていなくても何とかなったといった感じでしたが
今年の問題は見た瞬間
この設問に十分な解答を記述する知識があるか?
そう自問自答しつつ書いたものでした。
でも、この時役に立ったのが「土木学会誌」の内容でした。
毎月欠かさずとにかく人の意見を読んだことが大きかったのだと思います。
A評価の要因を一つだけあげるとすればこれだと自分では思っています。
日経コンストラクションを読まれる方は多くても、
土木学会誌を読まれる方は少ないのではないかと思います。
他の受験者と差別化を図るのであれば
土木学会誌の通読をお薦めいたします。
ある程度継続すれば、自分なりのポリシーが形成されるはずです。
知識よりも大切なこれが大きな財産となります。
是非だまされたと思ってお試し下さい。
但し、最低1年は継続しなければ効果は明確になりません。
この点はご理解下さい。

さぁ、彼女からのリクエストがきた場合に備えて、
私も準備に取りかからなければ!

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

確か以前にも同様な趣旨でブログを書いた記憶があります。
今回の内容がその時のモノを上回る内容で書けるのか?
或いは、それ以下の内容しか書けないのか?
そんなことは大した意味を持つものではないと思って書きます。

そもそも
人は、失敗の中からしか成功をつかむことができないという性質を持っています。
「論理」と「実際」の乖離が失敗の原因であることは疑う余地がありません。

「論理」とは、体系化され多くの方々と情報の共有が可能な状態レベルに至っている一つの考え方の集合体と言えるかもしれません。
こうした「論理」は、実際現象を何らかのモデルで代表し、それに対して科学技術等のツールにより分析・解析を行って得た結果を、整理・集約し普遍化した考えや定式などであると言うこともできるでしょう。

一方、「実際」とは簡単に言えば千差万別です。
一つとして同じモノがないと言っても言い過ぎではないでしょう。
時空間がまず異なります。
対象者が違います。
その結果、感覚と感性が相違します。
さらに時代背景が異なります。
つまり、類似する部分があるとすれば、たまたま偶然ある部分で同様な傾向がある場合に限定されると言っても良いかもしれません。

こうした両者を対比的に見ると
「論理」とは「実際」の一部しか現すことができないと言えるでしょう。
或いは、ごく希な部分的共通事象しか表現できないと言えるかもしれません。
ですから、「論理」が「実際」を上回る範囲でカバーしているなどということは絶対にあり得ません。
少なくとも私はそう感じています。
でも、「実際」の事象を他の方に伝える場合、何らかの共通手段が必要になります。
その時に有効なのが「論理」というツールだと言えるのではないかと思います。
簡単に表現すれば
「実際」⊃「論理」・・・(思い出して書いたので間違っているかもしれません)

我々が社会資本整備を行って行く上で、特に設計面では設計基準、技術基準や設計標準などという図書を参考にする機会が多いと思います。
こうした基準類図書の内容に照らして考えれば、設計対象を「実際」だとすると、各種基準類は「論理」ということになるでしょう。
ところが、多くの方が「論理」で「実際」をすべてコントロールしようとしてしまうのです。
そこで大きな不整合が発生する結果になっていると思います。
「実際」をすべてコントロールするなどということは所詮不可能だと言えます。
それは人類が神を超えることはできないからです。

おそらくここまで読み進めて来られると
タイトルとはまったく無関係な内容だと思われる方が大半でしょう。
でも、長々と書いてきたことには意味があります。

つまり、帰納法的に我々は「実際」へアプローチする能力しか持っていないのですから
演繹的なアプローチはどだい無理だと言うことです。
但し、仮説を設けて、その実証として「実際」へ働きかけを行う場合はその限りではありません。
しかし、その場合、成功の保証はどこにもありませんが。。。
だからこそ「実際」の事象とより多く語り合い、そして「実際」が望む方向へ帰結させていくしか解決の方法は無いと言えるでしょう。
こうしたトライ&エラーによる対応では、当然のこと失敗が多くなることは避けられません。
しかし、失敗があるからこそ「実際」と「論理」のインターフェースが重要になるのです。
それこそが我々技術者の立ち位置だと私は思っています。
”失敗”は”成功”の母
とは上手い表現だと思います。
まさにそのとおりです。

技術士試験でも成功のための「論理」が存在します。
しかし、それが有益な方もいらっしゃるでしょうが、
フィッティングしない方も当然いらっしゃるはずです。
そのことだけで自らに”ダメ”なレッテルを貼ってしまうことの無いようくれぐれもお気をつけ頂きたいと思います。
世に流布する合格するための「論理」が技術士試験という「実際」にマッチしていないだけに過ぎないのですから。
形式知がダメなら暗黙知があるさ。
暗黙知をいっぱい蓄えることができれば、やがて「実際」にフィッティングする自らの「論理」が必ず見つかるはずです。
その時を待てば良いじゃないですか。
その時間がもったいないとお考えですか?
それは間違いです。
形式知だけで合格という評価を手に入れた方には暗黙知がストックされていません。
また、応用動作が発揮しにくいという面があるかもしれません。
合格が終着駅ではない以上、早期に合格なさった方は、それ以後、暗黙知の習得に時間を要することになるのです。
そうでなければ合格時点が技術者としてのピークで、そこから後は転がり落ちるだけなのですから。
どういうアプローチが自分に合っているのか。
考え、そして実行する”時”を「不合格」という結果が与えてくれたと受け止めれば良いのだと信じています。
合否いずれにしても優れた技術者になるためには相応の時間を要します。
また、その時間は永遠に続くと言っても良いでしょう。

今年、技術士試験について「不合格」という結果を受け取られた方は
今、相当に凹んでいらっしゃるでしょう。
それはそれで良いのです。
それも必要な経験です。
大いに凹んで悔しがって、来年へのジャンプアップの力としてください。
願っていなくても訪れたハードルはクリアしなければなりませんし
技術士とはそれができない人に与えられる資格では無いとお考えください。
そして、こう信じて下さい!
乗り越えられないハードルは存在しないと。
それを成し遂げるのは、強い意志と困難に遭遇しても決して諦めない心です。
技術士は技術"志"でなければならない。
そう思っています。
それが真に理解できた時、きっと天使が微笑みかけることでしょう。
凹みの池は底なし沼ではありません。
凹みの池に入った場合は、思いっきり底に足が届くまで沈み込んで下さい。
そして、十分に足が踏ん張れると思った時から一気にジャ~ンプ!
それは皆さまの心意気を示すチャンスです。
そう思えば楽しからずや♪
今は無理でしょうけどね・・・(^_^;
でも大丈夫!
深呼吸をして心を空っぽにし
そして改めて考えましょう。
技術士を取得したその後の未来とそこで成し遂げたい夢を。

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

今さら改めて申し上げるまでもなく、今年度の技術士試験結果については試験終了時点で自ら判断していたことですから「合否発表」を待つまでもないことでした^^;

もちろん当然「不合格」

でも、その三文字を目からインプットし、体に覚え込ませることが大切だと思ったからこそ受験した次第です。

CPDに代表されるように継続教育の必要が重視されますが、基礎的なスキルを放置して”屋上に屋を重ねる”式の日常をむさぼってしまう場合が少なくありません。

合格のために必死で勉強をすることももちろん大切なアプローチだと思います。

しかし、「普段力」が技術士に十分見合うものでなければ意味がないと考えています。

少なくとも自らはそうでありたい!

そう願うからこそ敢えて試験のための勉強をすることなく普段の力で受験した訳なのです。

つまり、今回の結果は普段力の養成が十分でなかったことを如実に物語っていると言え、普段から問題の発見や課題解決へのシナリオ作成などの要求から自らを高める必要があることを自身で確認できたと言えます。

目的は遙か雲の上に位置しています。

そのためのマイル・ストーンに技術士資格が位置していた時期と今とは異なります。

通過したマイル・ストーンでも後戻りする可能性が十分ある訳で、戻らず前に進むための方向・方針を改めて考える機会としては最適でした。

さぁ、また新たな次の戦略を練り上げて、別なアプローチを自らに仕掛けさせていこうと思います。

こんなところで止まっている訳にはいかないのです。

まだまだ山の頂は遙か彼方

視界に入ってきてもいない状態です。

スコープの中に捉えられるよう遅くても構わないから着実に歩を進めていきたい。

新たな1年を迎えるあたって、改めてそう感じた日になりました。

最後に、筆記試験で合格という二文字を手にできなかった方

気を落とす必要なんてさらさらありません!

「挑戦」という二文字だけは貫徹したのですから

その気持ちを切らない限り、いつかはトンネルを抜ける日が必ず訪れます。

そう信じてこれからも頑張って頂きたいと心から願っています。

幸運にも合格の二文字を手にされた方

まだまだ道半ばです。

気を緩めることなく改めて気を引き締めて口頭試験に臨んでいただきたいと思います。

ですが、皆さまは既に技術士の仲間入りを果たした方々です。

そう信じて口頭試験の準備を進めて頂くことが大切だと思います。

第一幕は終了です。

しばらくはまたこのブログも放置状態になってしまいますことを予めお断り申し上げておきます。

合否の結果にかかわらず、どうぞこれからも自らと向き合って、自らを信じて前に進んでいって頂きたいと思います。

陰ながら皆さま方を応援させて頂きます。

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

今年の技術士試験
あくまでも土・基礎にこだわっていこうかと思っていました。
が、相変わらずの不勉強に加えて、技術士資格ばかりにこだわっている訳にもいかないため、急遽方針を転換することにしました。

方針転換とはいったい何を意味するのか?
それは、まず受験科目の変更です。
土・基礎から道路に変更しました。
なぜか?
普段力を試すためにはうってつけの科目だからです。
私はこれまでの技術者キャリアの中で、道路に携わった期間がもっとも長いと言えます。
この点を考慮した結果なのです。

そして、も一つ方針転換があります。
これまでは技術士資格を取得するために勉強を重ねてきました。
しかし、現時点でご承知のとおり3部門の技術士資格を保有させていただいています。
これからは普段力の継続的向上を心がける必要があると感じたため、敢えて試験勉強をしない方針としたのです。
技術士資格の取得は目的でなく、マイルストーンにしか過ぎない。
こう考えると、取得のために勉強するのは、他に振り向けるための時間に対しては浪費としか言えません。
こう考えた結果、これから目指すべき方向のために時間を重点配分し、その残った時間でわずかばかり技術士試験の勉強に充てようと考えたのです。

ですから、今回は取得が目的ではなく、普段力のレベル確認を主眼に置いたのです。
結果が○ならばこのまま普段力の向上に努めれば良いですし、仮に×ならばこれまでの普段力の醸成方法には間違いがあるため改善の必要がある。
このように自ら言い聞かせることができるだろうと考えたのです。

果たして結果はどうでしょうか?
直感では×ですね^^;
あはは!

技術士試験をどのような目的に利用しようと受験者の自由です。
こんなバカな取組もヤマトにはピッタリと言えます。
でも、皆様には決してお薦めいたしません!

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

最後に一つだけ皆さまにお伝えしておきたいことがあります。
それは「特集を終えて」という付け足しのような文面です。
実は、実際に学会誌へ掲載されたものは差し替え版とでも言えるものです。
本当に掲載したかった文面を以下に示します。

『思考法には演繹法と帰納法がある。
演繹法とは、一般的原理から論理的推論により結論として個々の事象を導く方法であり、帰納法とは、個々の事象から事象間の本質的な結合関係(因果関係)を推論し、結論として一般的原理を導く方法である。
都市と地方の関係は、思考法における演繹法と帰納法に似ている。
ともにどちらか一方だけがあれば良いというものではなく、双方がお互いに影響を及ぼし合いながら、そして相互に補完していくことが大切だからである。
即ち、地方が自らの戦略を考えるとき、地方だけの範囲を考えるのではなく、我が国全体の視点で考えた戦略が大切であることを、この特集で明らかにした。

土木の守備範囲は、関連分野にまで領域を拡大して考えると、それは社会経済全体にまで及ぶものと考えられる。
ところが、われわれはどちらかというと社会資本整備などのコア技術に軸足を置いて活動を展開してきた。
一方、地方の活性化における課題を解決しようとするとき、社会からわれわれが求められているのは、社会全体を俯瞰した立場での発想力や構想力、あるいは実行力やマネジメント力であることが、この特集を通して明らかになったように感じる。
また、そのためには土木的人材の確保と育成、そして活用の重要性もまた理解できたのではないだろうか。

地方“新”時代、それはあらゆる環境の変化を意味する。
それを切り拓くとき、土木は持てる能力を時代の要請に適応して変化させ工夫することが必要であり、そのための人材こそが土木の貴重な資源と言えるのである。
今回の特集により、地方の土木技術者の方々にインセンティブを提供できたならば幸いである。

最後に、ご多忙の中、快く取材に応じていただいた方々に衷心より御礼を申し述べるとともに、今回、特集の機会を与えていただいた土木学会並びに編集作業に関係いただいたすべての方々に対して感謝の意を伝えて、この特集の結びとする。』

お蔵入りしてしまった文面ですが、本当に書きたかったヤマトの結びの文面を示して、今回の特集に関する記事を終了とさせていただきます。
長々とおつきあい下さってありがとうございました。

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。

特集記事の原稿が仕上がったにもかかわらず、いったいどのような問題が発生したのか?
実はここまでにできあがっていたのは文字原稿と貼りつけようの写真や図表のデータだけでした。
それらを組み合わせて実際の学会誌掲載用のデータになります。
これらの作業はプロの編集会社で行っていただきます。
その結果、ページをオーバーフローするケースが困ってしまうのです。
写真や図表を小さくしすぎると見づらくなってしまいます。
したがって、文字数を調整する他ありません。
若干の修正ならば比較的容易ですが、大幅な文字削減となると文章全体として見直しが必要になります。
実際、そうしたケースが1つだけありました。
コラム1がそれに該当してしまったのです。
そのため最初から文章を作り直ししました。

また、ヤマト自らが取材結果をもとに原稿作成したものについて、小見出しがまったくつけられていませんでした。
編集会社の方からこれまでの特集ではすべて小見出しがついていたので、つけた方が良いという提案を頂きました。
このため内容を明らかにするような小見出しをつける作業を新たに追加して行いました。

こういった作業を経て、ある程度学会誌の誌面レベルの原稿ができあがった段階で、改めて取材相手の方々に原稿を査読して頂き、修正点をご指示いただきました。

同時に一つヤマトにはやりたいことがありました。
それは特集タイトルの英訳をルビ的に付加することでした。
あれこれ悩んでやっと作成したのが以下のものでした。

Civil Engineering Strategy to Develop a NEW Era of Local Governments

ですが、実際の誌面に掲載されることはありませんでした。
学会の方でこの英訳タイトルが適切かどうか判断が分かれたからだと伺いました。
学会の内部には英語にご堪能な方が大勢いらっしゃいます。
その方々のご意見が分かれるほど、今回の日本語タイトルの英訳は難しいと言えました。
なので諦めるほかなかったのです。

上記の内容を読めば、問題と言えるほど大したことが無いように思われたかもしれません。
しかし、時間との戦いだったのです。
深夜まで編集作業をしていたことを今でも記憶しています。
そのわりに大した内容にならなかったため、読者の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
またの機会はありませんが、違う場面でなにか機会があれば今回のことを参考にさせて頂きたいと思っています。

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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ヤマトです。
 
特集最後の締めに当たる特集4は、最初からこの方にと決めていました。
伊藤忠商事(株)の会長でいらっしゃる丹羽宇一郎氏です。

今回の特集では、人材という側面と地方の活性化というキーワードでさまざまな検索をしていました。
そこで引っかかってきたのが丹羽氏だったのです。
地方分権改革推進委員会の委員長という要職にあるうえ、ご自身の著作には『人は仕事で磨かれる』『汗出せ、知恵出せ、もっと働け!』『まずは社長がやめなさい』etcがあります。
上記の著作にはすべて目を通し、この方に今回の特集を結んで頂く以外に他に適任者はいないと思いました。
そして、編集委員会の三役や学会にも丹羽氏とのパイプを問い合わせしてみましたが、畑違いということで“つて”はありませんでした。
ただ、編集委員会の副委員長が大いに興味を持ってくださって、もしも丹羽氏のインタビューが実現した時にはぜひ同席をさせて欲しいとおっしゃって下さったのは心強かったですね。 

さて、ではどうやって丹羽氏へアプローチをするか?悩みましたが、考えても仕方が無いので、正面突破を図る方針としました。
でも、まさかいきなり北青山の本社ビルへ伺っても門前払いが関の山ですから、伊藤忠商事(株)の広報を通じてお願いすることにしました。
依頼のメールを送ったうえで、電話をかけましたが、なかなか進展しませんでした。
断られなかっただけ良しとする他ないと思って、しばらく待ち状態を継続しました。
しかし、埒のあかない状態でしたから、編集委員会で上京する時、伊藤忠商事(株)本社へご挨拶に伺うという名目で広報の方と直接お話しをさせて頂く機会を得ることができました。
そして、土木学会誌とはどのようなものかバックナンバーを示してご説明をし、さらに今回私が企画する特集の趣旨と丹羽氏へお願いしたい内容についてご説明をしました。
これでどうやら広報の方も私が本気でお願いしているということをご理解下さったようでした。
そして、後日やっとインタビュー受諾のお返事を頂いたのでした。

広報の方を通じてお願いを初めてからおよそ2ヶ月近くが経過していました。
日程調整を行い、さぁインタビューへ臨むぞと思った矢先、学会からインタビュー者は首都圏付近の方で対応してくださいとの依頼を受けました。
今回の特集では旅費を使いすぎているというのがその理由でした。
あ~~残念!!
丹羽氏のインタビューだけは自ら行いたかったのです。
ですが、どうにもなりません。
特集班のメンバーの方にお願いすることになってしまいました。
ですが、良い点が一つだけありました。
それはインタビュー内容のテープ起こしをしていただけることです。
インタビュー時間は1時間30分の予定でしたが、この間にお話しされる内容をベタ打ちしようと思うと、おそらくインタビュー時間の3倍は楽にかかってしまいます。
良し!ラッキー♪・・・そう思っていました。
 
そして、やがてテープ起こしして下さったものを送付くださいました。
ですが、そこから産みの苦しみを味わうことになってしまうのです。
A4用紙にベタで8pぐらいのボリュームがありました。
それを読込み、丹羽氏の思想やご発言の骨子を整理しました。
そして、特集の結びとして相応しい流れを作るとともに、その骨格を形成していきました。
簡単に書けばこのような流れですが、これだけでも相当な時間を要してしまいました。
原稿の締め切りが迫る中、焦りに焦りました。
丹羽氏は土木のエッセンスをご存じありません。
しかし、特集の読者は土木関係の技術者の方々ばかりです。
あまりに接点がなさ過ぎれば、読んで頂いても何が言いたいのか分かりませんし、あまりに距離感が遠いと参考になりません。
ですから、丹羽氏のお話に土木のフレーバーを付加しながらストーリーを形成していかなければなりませんでした。
やっとの思いで作り上げた原稿(案)をインタビューしてくださった方に送り、内容をご確認いただくとともに、ご意見・ご感想を頂きました。
そして、それを反映した形で何度か修正を加え、これでどうだ!と言えるものができあがった段階で、伊藤忠商事(株)の広報の方に原稿(案)送付し査読をお願いいたしました。
その段階でもまたまた修正が入りました。
その繰り返しを数度行ってやっと文字原稿の作成が終了です。
その後、学会を通じて編集先へ送付して頂きページングに移ります。
そこでは段組であるとか、写真の配置など実際皆様方にお読みいただく状態のものの原稿へと姿を変えていくのです。
そして、その結果によってはまたまた文章自体にも手を加えなければなりません。
これはこの原稿に限ったお話しではなく、他の原稿も全てそうでした。
最後に原稿作成段階における編集作業の流れをまとめてご説明させていただこうと思ったため、若干触れさせていただきました。

 これで何とかすべての特集コンテンツの原稿ができあがったと思いほっとした瞬間、新たな課題が発生してくるのです。
それがどのようなものか次のEpisodeでお話しさせていただきます。
 
では今日もBreakThroughを目指しましょう♪
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ヤマトです。

コラム1は特集3へ引き継ぐための前提を解き明かすための部分ですから、特別考える必要もなく情報収集によって記述しました。
一方、コラム2は、実は最初から決めていました。
学会誌をお読みくださった方で、巻末の執筆者紹介をご覧いただければ、木村俊昭氏はNHK『プロフェショナル 仕事の流儀』第118回2009年5月19日放送にご出演なさった方です。
人材の重要性にスポットを当てる特集にはうってつけの方だと考え、是非ともご登壇いただきたい。このように考えていました。

木村氏が番組の中でおっしゃった言葉の中にはさまざま心に残るものがありました。
「人と会うことが好きでなければ、公務員は出来ない」
「魅力は、あなたたちの中にある」
そして、「よそもの」「ばかもの」がうねりを起こすとおっしゃる木村氏のご経験を踏まえた土木人に対するメッセージをいただきたいと思ったのです。
そのことによって、土木人材の有効活用が別な角度からクローズアップされることを期待したのでした。

ところが、木村氏は大変な勉強家ですから、土木学会と聞いて相当に力を入れて高等な内容をお考えくださったのだと思います。

出来上がった原稿を拝見すると、明らかに特集記事レベルの内容になってしまっていました。
ご活動実績を考えれば、そういった内容を書きたくなるのも十分理解できます。

しかし、今回の特集の中で、木村氏にお書きいただく内容はコラムです。
特集のメインフレームから少し外れた内容、しかし、特集の内容を側面から眺めたような内容をいただきたかったというのが正直なところです。
ですから、誠に申し訳なかったのですが、書き直しをお願いせざるを得ませんでした。
せっかくご執筆いただいた原稿でしたが、結局これは日の目を見ることはありませんでした。
しかし、この原稿は必ずや木村氏の手で別な機会に公の場に披露されるものであることを確信しています。

”人間”木村俊昭氏の魅力が、そして、木村氏のお考えの一端がコラムとして皆さまの心に届くことを願って止みません。

但し、書き直していただいた原稿も、圧倒的に字数オーバーであり、初稿の領域から大幅に変更されるということはありませんでした。
ですから、僭越ではございましたが、私が全面的に編集を施し、それを木村氏にご確認いただいたという状態でした。
木村氏には相当な時間を使ってご執筆いただきましたが、お考えになられたほんの一部しか掲載できなかった点をお詫びしたいと思います。

では今日もBreakThroughを目指しましょう
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